[SRS0110]給与グループ作成

画面概要

給与グループ管理画面は、給与グループの設定を行う画面です。

設定した値に応じて給与計算時に加給/減給が実施されます。

画面イメージ

※画面内の丸付き番号は画面解説の番号と対になります。

画面解説

  1. 給与グループ名

    給与グループ名を設定します。任意の言語で設定可能ですが、一言語でしか登録できないため、オペレータや管理者が共通で認識出来る言葉(端的に言えば英語)で設定した方が良いでしょう。

    略称は給与グループ名の略称です。給与グループ名のイニシャル文字を3文字程度つなげるのが良いでしょう。

  2. 給与に関する情報の参照権限

    “給与に関する情報の参照権限”とは、例えば駐在員の給与を現地社員に知られたくない場合使用する機能です。(現地社員が給与担当者の場合など)

    当システムでは“給与に関する情報の参照権限”を“一般”と“役員”の2パターンに分類します。給与担当者の権限と給与計算対象者の権限については以下の表を参照してください。

    給与グループの権限
    役員 一般
    給与担当者の権限 役員 参照:可 参照:可
    一般 参照:不可 参照:可

    給与担当者の権限は[OMSS300]ログインユーザ情報画面で設定します。

    ※役員権限の給与グループの従業員の給与情報を給与担当者へ知られたくないが、役員権限の給与グループの従業員のために給与担当者を用意したり、給与グループの給与情報を知られても良い従業員が給与処理をするのは難しい。といった場合、社内に役員権限を付与した給与担当者を用意しなくてもその部分だけを切り出して弊社が代行することが可能です。

  3. 給与計算、支払期間
    1. 計算単位

      計算単位とは給与の計算期間のことです。

      当該給与グループに属する従業員の給与情報が“月給”、“週給”、“日給”のいずれかを設定します。

      つまり、給与グループに日給を設定した場合、その給与グループに属する従業員の給与情報(基本給や手当など)は一日当たりの給与を入力するということです。

      従業員給与情報は[PSN0210]従業員給与情報作成画面で設定します。

    2. 支払スケジュール

      支払スケジュールとは給与の支払周期のことです。

      計算単位で日給を設定した場合、設定します。週給を選択した場合、週払い、月給を選択した場合、月一回払いとなります。

    3. 労働時間

      一日あたりの労働時間を入力します。

      この時間は一時間あたりの給与を求めるのに使用され、残業手当の支払などに影響します。

      一日の最大労働時間は八時間です。それ以上の時間を設定することはできません。

  4. 定期所得
    1. 定期所得締日

      定期所得とは、[PSN0210]従業員給与情報作成画面で設定した基本給、及び[SRS0210]手当情報画面で“定期所得”を選択した手当のことです。

      定期所得締日とは、定期所得計算期間の最終日のことです。つまり、前回締日の翌日から今回締日までが今回の定期所得計算期間となります。

    2. 定期所得支払日

      定期所得支払日とは、定期所得締日で設定した計算期間の定期所得の支払日のことです。

      当システムは定期所得と不定期所得とを別々に支払うことが可能です。

    3. 定期所得支払日が休日の場合の設定

      定期所得支払日が休日の場合の動作を設定します。 基本給及び手当の支払方法が現金または現物支給のみ場合、“変更なし”を設定します。

      基本給及び手当の支払方法に銀行振込が存在する場合、そして振込銀行が土日振込に対応している場合、“変更なし”を設定します。

      基本給及び手当の支払方法に銀行振込が存在する場合、そして振込銀行が土日振込に対応していない場合、“前有効日に変更”または“翌有効日に変更”を設定します。

  5. 減給
    1. 遅刻/早退

      遅刻/早退時に減給するかを設定します。ただし、給与計算で減給計算が実施されるのは、当項目へ“減給する”を設定し、当該従業員の所属するワークグループ([ACS0110]ワークグループ作成画面で設定)の遅刻/早退に“減給する”を設定し、従業員勤怠情報([PSN0210]従業員給与情報作成画面で設定)の勤怠に“勤怠管理を行う”を設定した場合に限ります。

    2. 計算期間

      遅刻/早退時に減給する場合、計算期間を設定します。定期所得、不定期所得それぞれの計算期間と同じ計算期間を使用します。ただし、実際に減給する支払は常に定期所得です。よほど例外的な計算期間を設定する必要がある場合以外、定期所得を選択して下さい。

  6. 不定期所得
    1. 不定期所得締日

      不定期所得とは、残業代、及び[SRS0210]手当情報画面で“不定期所得”を選択した手当のことです。

      不定期所得締日とは、不定期所得計算期間の最終日のことです。つまり、前回締日の翌日から今回締日までが今回の不定期所得計算期間となります。

    2. 不定期所得支払日

      不定期所得支払日とは、不定期所得締日で設定した計算期間の不定期所得の支払日のことです。

      当システムは定期所得と不定期所得とを別々に支払うことが可能です。

    3. 時間外手当の扱い

      時間外作業発生時に加給するかを設定します。ただし、加給計算が実施されるのは、当項目へ“支払う”を設定し、当該従業員の所属するワークグループ([ACS0110]ワークグループ作成画面で設定)の残業に“計算する”を設定し、従業員勤怠情報([PSN0210]従業員給与情報作成画面で設定)の勤怠に“勤怠管理を行う”を設定した場合に限ります。

    4. 支払レート

      時間外作業発生時に加給する場合、支払レートを設定します。

      例えば一時間あたりの時間外手当を通常賃金の100%増しとする場合、「2.0」を入力します。

      残業種別毎に最低支払レートは以下の表を参照して下さい。最低支払レート未満のレートを設定することはできません。

      計算単位
      月給 週給 日給
      残業種別 平日残業 1.5 1.5 1.5
      休日出勤 1.0 1.0 2.0
      休日残業 3.0 3.0 3
  7. その他
    1. 賞与支払日(デフォルト)

      “不定期所得支払日と同じ”を設定すると賞与のデフォルト支払日は不定期所得支払日と同日と設定します。

      “定期所得支払日と同じ”を設定すると賞与のデフォルト支払日は定期所得支払日と同日と設定します。

      ※ただし、賞与支払日は[PSN0400]賞与シミュレーション画面で支払日を設定するので、当項目でどちらを選択してもあまり意味はありません。

    2. 昇給の遡及適用分支払日(デフォルト)

      “不定期所得支払日と同じ”を設定すると遡及適用分のデフォルト支払日は不定期所得支払日と同日と設定します。

      “定期所得支払日と同じ”を設定すると遡及適用分のデフォルト支払日は定期所得支払日と同日と設定します。

      ※ただし、遡及適用分支払日は[PSN0300]昇給シミュレーション画面で支払日を設定するので、当項目でどちらを選択してもあまり意味はありません。

    3. 有給買取支払日(デフォルト)

      “不定期所得支払日と同じ”を設定すると有給買取のデフォルト支払日は不定期所得支払日と同日と設定します。

      “定期所得支払日と同じ”を設定すると有給買取のデフォルト支払日は定期所得支払日と同日と設定します。

      ※ただし、有給買取支払日は[ACS0900]有給買取画面で支払日を設定するので、当項目でどちらを選択してもあまり意味はありません。

呼び出し元画面/コマンド・センター/メニュー

  1. 画面
  2. コマンド・センター
  3. メニュー

サンプル

一般的に使用される給与グループをサンプルとして用意しています。

当該画面を開いた際に表示されるサンプル画面から登録したい給与グループを選択し、選択ボタンを押下することで、当該画面へ反映されます。

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