少し人が好い事、分かっているかいないかが分かること、これが専門家の要件と思い込んでいます。特に前者は、税調や法廷で必須です。なかなかできませんが、基準や法の趣旨を知悉して、主張の論理を構築していくためには、後者も当然に必要です。そして、タイで会計や税務などの仕事をするときには、もう一つ、重要な要件が加わります。当然ですが、タイの制度を扱うかぎり、タイ人が主役、ということです。
 そう「思い込んで」やってきてあっという間に30年以上。資産の証券化を使ったタックスプラニング、BEPS 2.0のPillar 2を睨んだタックスヘイブンの最適解、といった難解な問題だけではない。会社設立、毎月の経理や税務…。一見、簡単そうですが実に難しいものだ、と私たちは嘆息しながら、でも、だれが見ても、いい仕事と思われるような仕事をしたい、と念じているのですが。